第一章では医学部受験生が知っておくべきこと三点のうち、まず、第1点の医学部募集人員について書かせて頂きましたが、第二章では第2点の医学部の受験生の数、第3点の私立大学の医学部の学費です。医学部の受験生の数、私立大学の医学部の学費、浪人時代に行った予備校、使った参考書、他ご参考になることについて書かせて頂きます。
先に医学部の募集人員について書きましたが、次に医学部の受験生の数、私立大学の医学部の学費について書きます。
第2点 医学部の受験生の数
今は浪人して大学へ入ろうとする学生は非常に少ないですが、医学部は全く別です。
現役生に加えて、浪人生がいるだけでなく、”再受験組”と呼ばれる東大や地方の国立大学や早慶を卒業した後に、地方の国立大学の医学部を再受験をしてくるいわゆる
学卒というグループがいます。
息子が今通学している大学でも、2浪、3浪は珍しくなく学卒も相当いるそうです。
医学部受験生は現役、浪人、学卒3者と競争してゆかねばなりません。偏差値だけでなく、倍率の壁があるわけです。
第3点 私立大学の学費
これは医学部受験生のご両親は皆、知っていますが、国立大学の医学部と私立大学の医学部の学費には信じられない差があり、私も最初は知りませんでした。
普通の学部であれば、国立大学の学費は平成29年現在、年間53万円で私立ですと文系、理系の多少の違いはありますが、それが2倍~3倍になりますが4倍以上になることはないです。
一方、医学部の場合、国立の学費は他学部と同じ53万円ですが、私立ですとそれが年間350万円~800万円、国立の約7倍から15倍となります。
これは普通のサラリーマン家庭ではとても払えない金額となり、子供を私立大学の医学部へ入れる選択肢はなくなる訳です。
もう一つ付け加えますと医学部の受験料も私立の普通の学部と違います。普通の学部ですと受験料は3万円ですが、私立の医学部の受験料は倍の6万円です。
私の息子の医学部受験は試行錯誤の連続でした。息子は3つの予備校を使いましたのでそれぞれについてご説明させて頂きます。
息子は現役では東進、一浪のときは駿台、2浪のときは河合塾の3つの予備校に通い3つの予備校に通いました。これから順番にご説明してゆきたいと思います。3つの予備校についてもアドバイスができると思います。
第三章では現役の時の受験、第四章に1浪時の受験、そして第5章に2浪の時の受験、合格についてご説明させて頂きます。